見出し画像

「Air ビジネスツールズ」が、グッドデザイン賞を受賞できた理由

この度、株式会社リクルートが運営する「Air ビジネスツールズ」は、2023年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。今回のnoteでは、「Air ビジネスツールズ」というBtoBのサービス群が、なぜ受賞できたのか?を、サービス群のご紹介、デザインのポイント、審査員のコメントも交えながらご紹介したいと思います。

Air ビジネスツールズについて

「Air ビジネスツールズ」とは、『Airレジ』『Airペイ』『Airシフト』をはじめとしたリクルートの業務・経営支援サービスです。そして「商うを、自由に。」というブランドビジョンの下、「Air ビジネスツールズ」はデザインプロセスやマネジメント体制を整備し、10年にわたり事業者へ寄り添うデザインに取り組んできました。

また、「AirID」一つで全ての「Air ビジネスツールズ」を使うことができ、別々のアプリやWebサービスが、まるで一つのサービスのようにスムーズに使えます。統合されたIDにより、「Air ビジネスツールズ」の複数のサービスを一緒に使うことで、日々の業務を飛躍的に効率化することができます。

デザインのポイント

「Air ビジネスツールズ」は会計/POS、注文管理、決済など17のサービス(2023年10月時点)により、それぞれの事業者の環境に最適なサポートを提供することができます。グッドデザイン賞では、その体験を提供するための3つのデザインのポイントを評価いただきました。

  1. 事業者のもとへデザイナー自らが足を運び、現場の課題解決に結びつくサービスデザインを徹底している

  2. 統一された画面設計とUXを通し、高齢の方まで誰にでも使いやすいサービスとUIを実現している

  3. 組み合わせにより、店舗オペレーションから経営マネジメントまで幅広くカバーし、より便利に利用できる

審査員コメント
高齢化や人手不足が今後さらに進んでいく中で、レジでの決済、仕入れなどの受発注管理、採用や勤怠管理など、大小規模を問わず店舗運営にまつわる業務は多岐にわたり、特にスモールビジネスを始めたり経営していく上で大きな負担となっている。Airシリーズは、早くからそうした事業者の日々の業務のデジタル化に取り組み、一気通貫したサービスを提供することで、実際に多くのユーザーを獲得し定評を得ており、事業者がそれぞれ本来目指すお店づくりに注力できる環境づくりに貢献している点で「商うを、自由に。」というブランドビジョンを体現していると言える。(※原文ママ)

ここで紹介しているデザインのポイントは、実際の現場で広く展開・実装されており、プロダクトデザイン室のnoteでも代表的な事例をいくつか取り上げています。

ぜひこの機会に、「Air ビジネスツールズ」のデザインプロセスについて知っていただけると嬉しいです。

Air ビジネスツールズのこれまでとその成果

「Air ビジネスツールズ」は事業者をとり巻く課題を解決するにあたり、「商うを、自由に。」というブランドビジョンの策定から始め、ブランドバリューに「シンプル・カンタン・スマート・誰にでも手が届く・信頼」を掲げました。個々のサービスにおいては、事業者の現場に向き合った課題解決に繋がるサービスデザインを実践しています。そしてサービス全体としてはブランドマネジメント・デザインマネジメントを組織横断的に推進することで、統一され最適なデザインと利用体験を提供しています。

その結果、2023年6月末時点でAir レジは76.3万人、Air ペイは41.7万人、Air ワーク採用管理は65.8万人の事業者に利用いただいています。また「Air ビジネスツールズ」の各サービスによる業務効率化によって、「煩わしさを削減できた時間」は1985万時間、削減できた人件費は210億円/年にのぼります(※1)。このように「Air ビジネスツールズ」は事業者のデジタル化の推進することでで、事業をとり巻く煩わしさを減らし、事業を営む皆さまが思い描く事業運営や、自分らしいお店づくりを、支援し続けています。

プロダクトのデザイン、機能をリアルで体感できます

また、今年は10月25日(水)~10月29日(日)に東京ミッドタウンで「2023年度グッドデザイン賞受賞展」が開催されます。「Air ビジネスツールズ」もこちらへ出展する予定ですので、ぜひ会場で実際のプロダクトをご覧いただけると幸いです。

そして、以前にプロダクトデザイン室のnoteでもご紹介した通り、今年は「Air ビジネスツールズ」10周年イヤーとなります。noteの記事やブランドサイトにて、より詳しく「Air ビジネスツールズ」についてご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください!


※1「煩わしさを削減できた時間」と「削減した人件費」を算出の算出について
煩わしさを削減できた時間:『Airレジ』1台あたりのレジ締め機能の利用による削減時間 ×『Airレジ』のレジ締め機能を利用している台数+1店舗あたりの『Airレジ』売上集計機能の利用による削減時間 ×『Airレジ』の売上集計機能を利用している店舗数削減した人件費:煩わしさを削減できた時間 × 推定時給単価 (全国のアルバイト・パート募集時平均時給におけるフード分類の時給1,059円、2023年1月時点)

【10周年】Air ビジネスツールズ ブランドサイト


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

プロダクトデザイン室では、一緒に働く仲間を募集しています。