リクルートライフスタイル(RLS)のUXデザイン組織について
2017/12/18にリクルートライフスタイル デザイナーズブログで公開した内容を転記しています。
リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 Air事業U UXデザイングループ グループマネージャーの鹿毛です。
当グループはリクルートライフスタイルが運営しているプロダクトのうち、Airレジをはじめとする業務支援サービスのUXデザインを担当しています。
これまでリクルートライフスタイルでは、エンジニアによるブログ執筆と公開(リクルートライフスタイル開発者ブログ)をしてきましたが、UXデザイナーの採用強化に伴い、弊社でのUXデザインの組織が担う役割や、UXデザインに関連する事例の紹介などをこのデザインブログを通して、お伝えしていきます。
デザインブログ初回のこの記事では、社外の方からの質問で非常に多い、「リクルートライフスタイルのUXデザイナーはどんな役割を担っているの?」という疑問にお答えすべく、ネットビジネス本部の全体組織とUXデザインの組織についての概要をお伝えできればと思います。より具体的な私たちの普段の業務やUXデザイナーの日常についてはまた別の機会にご紹介します。
現在のネットビジネス本部の組織体制とUXデザイングループ
リクルートライフスタイルのネットビジネス本部は次に説明するような組織構成となっています(2017年12月時点)。旅行事業、飲食事業、ビューティ事業、Air事業、事業開発、グローバルソリューション事業、それぞれの領域におけるビジネス成長に責任を持つ事業ユニットと、ウェブマーケティング、CRM、エンジニアリングの事業領域を横断した機能ユニットで組織が編成されています。
続いて、事業ユニット内の組織構造について説明します。(ここでようやくUXデザイングループが登場します!)各事業ユニット内には、プランニンググループ、UXデザイングループをはじめ、クライアントウェブグループやプロダクト開発グループ等の事業ごとに必要とされる機能グループが組織されています。サービスやプロダクトの開発・改善は、ユニット内の各グループからメンバーがアサインされ、チームとして日々活動しています。
UXデザイナーのミッション・業務
UXデザイナーはエンドユーザーがサービスを利用することで得られる価値の最大化を目的としたミッションを担います。メディア系の事業(じゃらんnetやホットペッパーグルメなど)においては、そのサービスの利用者数やアクション数(予約や購入など)の最大化をミッションとしており、業務支援系の事業(Airレジやサロンボードなど)においては、そのサービスを利用することを通してユーザーの業務効率や利益を最大化することをミッションとしています。各事業のUXデザイングループが担う、より具体的なミッションについては、次回以降のブログの中でも触れたいと思います。
個々人が担うミッションは、年齢に関係なく、スキルや期待成果の大きさ・難易度に応じて、任せられるミッション・裁量の範囲が広くなっていく仕組みとなっています。ミッションは半期に一度、期初にすり合わせミーティングが設定され、遂行度合いのチェックを3ヶ月に一度マネージャーと行い、その際に自身のスキル・キャリアステップに関してのすり合わせも行います。
例えば、「特定案件における予約数増の目標達成」「特定案件推進におけるQCD担保」といった自身が直接担当する案件に関するミッションから、裁量の範囲が広くなっていくと「担当プロダクト・チーム全体のQCD担保」「担当プロダクトの中期デザイン戦略立案」というようなチームメンバーへの介在を求めるミッションや難易度の高いミッションを担うようになります。
これらのミッションを達成するためにUXデザイナーは、ビジネス上の課題や、ユーザーの課題、サービスの課題に対し、その解決策をプロダクトマネージャーやエンジニア含むチームメンバーらとともに検討し、課題解決をしていきます。定性・定量データを用いたユーザー(クライアント・カスタマー)の理解と課題の特定、エンジニアとの開発推進、プロダクトのIA設計・UIデザインを主たる業務として担います。各事業におけるより具体的なUXデザイナーの業務についても、今後の記事の中でご紹介します。
最後に
今回の記事では、リクルートライフスタイルのネットビジネス本部の組織構造についてとUXデザインの組織についてお伝えしました。
次回は各事業ユニット内のUXデザイングループの紹介をしたいと思います。
事例紹介も随時更新していく予定ですので、お時間あるときにご覧下さい!