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ノベルティ大臣として大事にしていること

こんにちは、リクルートの原田です。普段は『SUUMO』のデザインディレクターをしています。 また兼務としてリクルートプロダクトデザイン室の外部広報も担当しており、イベント什器やスタッフウェア、ノベルティのデザインもしています。
 
リクルートのプロダクトデザイン室はさまざまなイベントに出展・開催しており、その度にブース企画、ノベルティ配布などを行っております。そうした中で一生懸命かつ楽しくノベルティやグッズのデザインを続けていった結果、気がつけばノベルティ大臣と呼ばれるようになっていました。
 
今回はそんなリクルートプロダクトデザイン室のノベルティ大臣を務めて気付いたことをお伝えできればと思います。


今期はいろいろなイベントに出展しました

アフターコロナになり、新型コロナ禍ではオンラインで行われていたイベントもオフラインで行われるようになりました。下図は今期、出展・開催したイベントの一覧です。こうして振り返ると本当にいろいろなイベントが行われていましたし、リクルートとしても数多くの出展・開催をしたなあ、としみじみします。プロダクトデザイン室では主にプロダクトマネージャーもしくはデザイナーを対象にイベント出展・開催を行っており、ブース、ノベルティの企画を行う際はどちら向けのイベントか?ということを整理しながら進めています。

そうしてたくさんあったイベントに際してデザインを進めていく中で大事にしていたこととして、大きく以下の2つがあります。

想起させるイメージを鮮明にする

リクルートという企業名を聞いたときあなたはどんなイメージをするでしょうか?
リクルートは求人・不動産・美容などカスタマー向けのマッチングサービスから、業務支援や決済などのSaaSまで様々な事業モデルがあり、そのサービス数は数百2以上あります。グッズを通したビジュアルコミュニケーションを行う際に懸念したのは、あまりにもサービスが多いので、リクルートとしてコミュニケーションを取ろうとしても第一印象として想起するものは人によって違うのではないか、という点です。
そこでまずはリクルートのプロダクトデザイン室としてビジュアルイメージ像を鮮明にできるようにしました。
具体的に取り組んだこととしてはビジュアルコミュニケーションを行う際のトーン&マナー ガイドライン整備が挙げられます。ビジュアルキーワードやイメージ、フォントや配色などベース表現を定義し、“リクルートのプロダクトデザイン室らしさ”を形作っていきました。
 
プロダクトデザイン室主催イベントのロゴや、フライヤーそのもののデザインを取り上げてもそれらは表現できているのかな、と思います。オープンで自由な空気感や透明性などを大事にしたアウトプットです。フライヤーにおいては、オープンで自由な空気感の中で働くプロダクトデザイン室のわくわく感や楽しさを伝えるために、ロゴ形状に切り抜いたデザインにしています。

イベントでリクルートのスタッフが着用するために作ったワークシャツも同様です。このイベントの時はブース企画も含めて多様性をテーマにしていたため、いつもより少しカラフルで親しみのあるデザインを意識しました。

ノベルティを体験のデザインとして捉える

プロダクトデザイン室のノベルティには、リクルートの企業ロゴが載っていないものがあります。企業のノベルティとしては珍しいかもしれません。もちろんノベルティを作成する目的のひとつには、リクルートという企業そのものへの認知があります。しかしリクルートが出展するブースに訪れてからノベルティをもらうまでのコミュニケーションと、ノベルティをもらって使うシーン、それらの体験をトータルで考えた時、企業ロゴを載せることはマストではない、と感じています。
 
直近で制作したノベルティのマグにも企業ロゴは入っていません。このノベルティのメインビジュアルであるかもめはブース企画と連動したものであり、ノベルティを渡すまでの体験でこのかもめがリクルートのデザイン組織と認知してもらえる設計になっているためです。つまりこのノベルティ上ではかもめがロゴに近い役割を担ってくれています。
もちろん前提として、一企業としてよりもプロダクトデザイン室としてのイメージ訴求を重視していたという背景もあります。ただ、より「欲しい」「使いたい」と思ってもらえるように、ノベルティを体験のデザイン要素と捉え、視野を広くしてデザインするようにしています。

アイテムそのものの選定においても、体験のデザインとして捉えることを大事にしています。
マグと同じグラフィックのサコッシュは、最終的には好評だったためノベルティとしても配布したものですが、もともとはリクルートのスタッフであることを示すためのアイテムでした。メインビジュアルについてはノベルティ同様、ブース企画との連動を考えています。そしてアイテムそのものの機能面においても考慮しています。会場でスタッフがスムーズに交代できるようにといった点や、それぞれの私服の上から身につけられるものにすることでオープンかつ自由な堅苦しくない雰囲気を伝えるとともに、オペレーション面でも便利なものになるような設計にしています。

今後もより魅力的なグッズデザインを続けていきます

以上のように色々考えてノベルティなどのグッズをデザインしています。
しかし、リクルートのプロダクトデザイン室を象徴するビジュアルの拡充や、アイテムそのものにリクルートらしさが込められたノベルティの開発など、まだまだ改善の余地があると日々感じています。なのでこれからもより魅力的なグッズデザインとは何か?と日々考えながらデザインに取り組んでいこうと思っています。
 
これらのグッズデザインへの取り組みは冒頭でもお話しさせていただいた通り、兼務として取り組んでいるものです。元々手を上げて始めたこの取り組みは主務としている『SUUMO』の仕事にもたくさんの良い影響を与えています。どちらも大事なことは共通しており、それはユーザーのよりよい体験をデザイン視点のアプローチで生み出していくことです。そうした中でこれらのグッズデザインはイベントに来場してくださる方に直接お渡しすることができるのでみなさんのとてもリアルな反応を見ることができ、私にとって非常に多くの気づきをもたらしてくれています。そういった気づきを普段の仕事にも活かすことができるのでこれからも楽しく、そしてよりみなさんがワクワクするノベルティをはじめとしたグッズをお渡ししていけたら、と考えています。
今後何処かでリクルートのプロダクトデザイン室のブースやノベルティを見かけた際には、ぜひ気にかけていただけますと幸いです。



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