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WBSを使って仕事の仕方を見直した話 〜猪突猛進な新人PdM奮闘記〜

こんにちは、色もフルーツもオレンジが大好き!ガッサムと申します! リクルートの新規事業開発室でPdM(プロダクトマネージャー)を担当している、ガッサムこと衣笠友哉です。 2023年新卒でリクルートに入社し、今まで出会ったことのないような多種多様な同期と出会い、3ヶ月の濃密な研修を経て新規事業開発室の『保険チャンネル』に配属されました。

ここでは、今までノリと勢いで人生を乗り切ってきた私の、配属されてからこれまでの「ミスと学び」についてお話しできればと思います。

この記事でお話しするミスと学びをまとめると…

やらかしミス

  • 事前にメンターへの連携・壁打ち(相談)ができておらず、重要な起案の場で誰にも伝わらないプレゼンをしてしまう

学び

  • 全ての案件は推進設計が基本!

  • 実際に行動してみた後、細かいタスクまでしっかり見直し、次の推進設計に活かす

  • 自分一人の主観に頼り切らず、意識的にメンターと壁打ちをし、ユーザーに価値のあるサービスに繋げる

まずは私が担当しているPdMという仕事と、所属している新規事業開発室について紹介します。


PdMってどんな仕事?

PdMとは?

ざっくり言うと、事業戦略・プロダクト戦略に基づきサービスの改善を検討し、様々な規模の案件を起案し、ビジネス検討、要件定義から開発ディレクションまで広く携わるポジションです。

新規事業開発室とは?

リクルートの新規事業コンテスト「Ring」を通過した事業を『ゼクシィ』や『スタディサプリ』など誰もが知るような事業へと育てていく部署になります。

※新規事業開発室については、過去の記事や別日のアドベントカレンダーでも紹介しているのでぜひご覧ください!

私は室の中の一つの事業『保険チャンネル』の担当としてこの部署に配属されましたが、ポジティブ思考と勢い任せな行動力で人生を乗り切ってきたため、事業を育てるために必要な準備や計画は、やったことがありませんでした。

私が配属されて取り組んだこと

まず配属されてから取り組んだことは、「『保険チャンネル』の業務理解」。
そして次に「メルマガ配信施策」「『保険チャンネル』のサービス課題調査」です。
各取組みには、共通している業務の流れがあります。(「推進設計」→「ビジネス検討」→「要件定義」→「開発ディレクション」)
今回は、「『保険チャンネル』のサービス課題調査」を対象に「推進設計」→「ビジネス検討」のパートについてお話ししたいと思います。

「推進設計」と「ビジネス検討」とは

リクルートの新規事業開発室ではビジネス検討の前段階で「推進設計」というものを作成します。

推進設計とは、「業務を進めるための地図」といった位置付けで、「進める案件、プロジェクトのゴールと最終成果物を上司と合意する」→「WBSを作成する(=そのために必要なタスクを洗い出し、解像度をあげスケジュールに落とす)」設計のことを言います。つまり、予定表のことであり、私が最も苦手なことです。

しかし、これが最も重要であり、メンターや部長から「不確実性の高い中でも、限られた時間とリソースの中で最高のユーザー体験を最短で出すためにはこの道筋の設計に特にこだわってほしい」「手戻りを最小限にすることが最短につながる」という助言を受けました。

推進設計を真面目にやらないと何が起きるか

当時の私はこの話を聞いてはいましたが、その重要性に気づけておらず、「やってみないと進め方なんて実際わからないでしょう」とWBSをざっくりと作成しました。
WBSを見たメンターからは、修正提案やそのほかにも指摘をもらったのですが、「やりながらアップデートするので一旦前に進みますね!」とメンターの制止を振り切り、検討段階に移りました。
しかし、何がユーザーの求める価値なのか、価値基準が曖昧なまま進めてしまったため、その検討は「やる価値の少ないもの」も多く含んでしまいました。
そして、ほとんど主観で課題抽出を行ってしまったため、「誰にも伝わらない、量だけが膨大にある課題抽出」が出来上がりました。
また、検討に時間を割き過ぎて資料作成にかける時間が全然確保できていなかったことから、案件インプット会という一週間で最も大事な会議に起案する必要があるにもかかわらず、発表の前日からスライドを作成するという事態に陥ってしまいました。
結果どうなったか、想像してください。新人がわけのわからない完全主観マシーンとなり5分間意味がわからない話をしている様を。先輩社員誰もが「?」が多過ぎて質問すらできない。
なぜこうなってしまったのかの原因解明やWBSの甘さ、目的やスコープに対する解像度の荒さ、細かく上司と合意形成をとることの重要性など1時間みっちり指導を受けました。この失敗が私に与えた衝撃は大きく、自分の認識の甘さを痛感しました。

メンターからのアドバイスと気付き

そんな時、メンターからこんなアドバイスをもらいました。

「仕事は勢いだけでは進められない。特に初めの方なんてなおさら無理だ。できないことは悪いことじゃない。できないことをそのままにすることが悪なだけ。 メンターの仕事は、ガッサムの道筋を適切に軌道修正すること。 また、何かに詰まっていたとしても、それを理解し、部長や周りの人との調整を行いガッサムを守ること。 合意形成をとってくれないと守れるものも守れない。 だからこれからはWBSを雑に扱わず、完了基準や合意形成を行うタイミングを明記してほしい。」

具体的に、WBSをどう使うのかについても詳細に教えてもらいました。 WBSとは、プロジェクトをより小さなタスクに分解し、それぞれのタスクの関連性や優先度を明確にする手法であること。
WBSで自分のタスクを自分にとってイメージがつくレベルまで分解すること。初めて行うことに関してはやったことがある人に聞いてみること。
その際、人に関するタスク(ユーザーインタビューや壁打ち依頼など)は先に予定を押さえること。
なども併せて助言をいただきました。

今自分で書いていると当たり前すぎる話だとは思うのですが、実際に行ってみると案件進捗の先を読んで事前にどの先輩に何を聞くかまで決めるなど、難しいことの連続でした。

WBSを徹底的に作ってみた

WBSの重要性を理解し活用を始めた私は、徐々に変化を感じ始めました。

タスクの分解によって進捗管理が可視化され、初めて行うことであっても、「QCDのバランスを取るためにはどうすべきか」「納期が決まっているならスコープを削ってでも間に合わせるべきなのか」そういう議論もできるようになりました。
また、全体像が可視化されていることで、先輩に壁打ちするときも、より具体的なアドバイスをいただけるようになりました。

これらの変化から、今では一つのことに対して考えすぎないようになり、時間を決めて先輩社員に壁打ちし、「検討漏れや意識すべきことがないか」「何を基準に判断すればいいか」などを細かく聞くことで、無駄な調査・検討の時間が圧倒的に減りました。
その結果、課題抽出の取り組みから新たなユーザー心理の仮説を発見することができ、現在その仮説を検証する為の要件定義や開発ディレクションを行っています。

小さいタスクも言語化して、行動してみること、が成長につながる

この経験を通して、ただ勢いで行動するのではなく、計画を立てそれに基づいて行動することの重要性を学びました。

WBSで設計→振り返りする中で、必要なタスク・重視すべきタスクを身につける

また、WBSを活用することで、自分自身の成長速度も格段に上がったと感じています。それは、できなかったことと、できるようになったこと、どう進めたらできるようになったのか、がわかるからです。

具体的に成長した部分は「資料作成」です。

資料作成に必要なタスクをまずは言葉にし、それを実行すると、気づけなかったところでつまずくことがあります。私の場合は「アウトプットを伝えるための準備」というタスクが必要なことがわかりました。

「壁打ち」をしていく中で着眼点を身につける

これを受けて、本番の決裁会議の前に、先輩社員に壁打ちするというタスクを設けて準備をしていくようになり、資料を作成する上での時間も削減されましたし、以前よりクオリティの高い起案ができるようになりました。

フィードバックをもらいながら、先輩社員と自分の差分を着眼点やタスク整理(=WBS)の観点で言語化することで、自分に無い観点に気付くことができました。その中で、自分の経験からここをもっとこうすれば早くできたかな、とか、これは自分で考えるよりも聞いた方が早かったなとか振り返りやすくなります。

設計・壁打ち・実践(起案)を繰り返し磨いていく

また、最速で成長するためには今はとにかく「アウトプットの量が大事だ」ということで毎週起案するように指示を受け、毎週アウトプット大作戦を実施しています。まだ始めて2ヶ月ほどですが、始めの頃とは見違えるほどの成長を実感しています。

「計画設計(WBS)と振り返りのサイクルを高速で回す」ことこそ新人が最速で成長するための近道であるという言葉を受け、今後もWBSを活用しアウトプットを出し続けることで自身の成長を続けていくつもりです。

そして、『保険チャンネル』PdMの一員として、お客様に最高のユーザー体験を提供できるよう日々努力してまいります。

とは言いつつも、いまだにタスク管理や予定管理は苦手で、このnoteを執筆しているのも初稿〆切後になってしまっています。次は、案件ごとのWBSに加えて、自分の全ての業務を取りまとめたWBSが必要そうです。

最後になりますが、私の経験が皆様の何かの参考になれば幸いです。

この記事に登場したメンターが昨年書いたnoteをここにご紹介します。興味のある方はご覧ください



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